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廃棄物処理法違反の事例を罰則と共に解説!知らなかったでは済まされない注意点とは

廃棄物処理法違反の事例を罰則と共に解説!

目次

  1. まずは基本から|廃棄物処理法とはどんな法律?
  2. こんな行為は違反対象!廃棄物処理法で定められた主な禁止事項と罰則
    1. 【無許可営業】許可なく廃棄物の収集・運搬・処分を行う
    2. 【事業範囲の無許可変更】許可された範囲を超えて事業を行う
    3. 【不法投棄】廃棄物を指定場所以外へ不適切に捨てる行為
    4. 【不法焼却】基準を満たさない方法で廃棄物を燃やす
    5. 【委託基準違反】許可のない業者へ処理を委託する
    6. 【再委託の禁止違反】委託された業務を許可なく別の業者に丸投げする
    7. 【マニフェスト義務違反】産業廃棄物管理票を交付・保管しない
  3. 【ケース別】実際にあった廃棄物処理法違反の具体的事例
    1. 事例①【不法投棄】解体工事で発生した廃棄物を山中に投棄
    2. 事例②【無許可営業・委託基準違反】許可を持たない下請け業者への再委託
    3. 事例③【不法焼却】ドラム缶を使用して廃棄物を野焼きしたケース
    4. 事例④【マニフェスト虚偽記載】処理を偽装して不正な利益を得る
    5. 事例⑤【保管基準違反】基準を超える量の産業廃棄物を屋外に放置
  4. 廃棄物処理法違反を防ぐために事業者が徹底すべき3つの対策
    1. 対策①:信頼できる廃棄物処理業者を慎重に選定する
    2. 対策②:廃棄物処理法に関する知識を常にアップデートする
    3. 対策③:社内でのコンプライアンス教育を定期的に実施する
  5. 廃棄物処理法違反に関するよくある質問
    1. 廃棄物処理法違反は故意でなくても罰せられますか?
    2. 一般家庭のゴミの捨て方でも廃棄物処理法違反になりますか?
    3. 違反してしまった場合、どこに相談すればよいですか?
  6. まとめ

廃棄物処理法違反は、企業活動に重大な影響を及ぼす深刻な法令違反です。違反内容によっては高額な罰金や懲役刑が科されることもあり、「知らなかった」では済まされません。

本記事では、廃棄物処理法の基本から具体的な違反事例、罰則内容、そして事業者が取るべき対策までを分かりやすく解説します。

まずは基本から|廃棄物処理法とはどんな法律?

廃棄物処理法とは、正式名称を「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」といい、廃棄物の適正処理と生活環境の保全を目的とした法律です。

廃棄物の排出から収集・運搬・中間処理・最終処分に至るまでのルールを定め、事業者や自治体の責任を明確にしています。

特に事業活動に伴って発生する廃棄物については厳格な管理が求められており、違反した場合には重い罰則が科されます。

こんな行為は違反対象!廃棄物処理法で定められた主な禁止事項と罰則

廃棄物処理法では、廃棄物を適正に処理しない行為のは明確に禁止されています。

特に産業廃棄物については排出事業者責任が強く求められます。違反内容によっては、**5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金(法人は最大3億円以下)**といった厳しい罰則が科されることがあります。

【無許可営業】許可なく廃棄物の収集・運搬・処分を行う

無許可で廃棄物の収集・運搬・処分を行う行為は重大な違法行為です。

無許可営業は刑事罰の対象となり、懲役刑や高額な罰金が科される可能性があります。依頼した排出事業者も責任を問われる場合があります。

【事業範囲の無許可変更】許可された範囲を超えて事業を行う

許可を受けた廃棄物の種類や区域を超えて業務を行うことも違反です。

例えば、許可を受けていない廃棄物の処理や、許可区域外での営業は処分対象となります。

【不法投棄】廃棄物を指定場所以外へ不適切に捨てる行為

山林や空き地へ廃棄物を捨てる不法投棄は、特に悪質な違反です。

発覚した場合、刑事責任に加え、原状回復義務や行政処分が科されることもあります。

【不法焼却】基準を満たさない方法で廃棄物を燃やす

ドラム缶焼却や野焼きなど、法令基準を満たさない方法で廃棄物を燃やす行為は禁止されています。

ダイオキシン類の発生リスクがあるため、厳しく規制されています。

【委託基準違反】許可のない業者へ処理を委託する

排出事業者が許可のない業者へ処理を委託する行為も違反です。

処理を委託しても最終処分までの責任は排出事業者にあります。

【再委託の禁止違反】委託された業務を許可なく別の業者に丸投げする

委託業者が、排出事業者の承諾なくさらに別業者へ再委託する行為は禁止されています。

無断再委託は重大な違反です。

【マニフェスト義務違反】産業廃棄物管理票を交付・保管しない

産業廃棄物管理票(マニフェスト)の未交付や未保存は違反となります。

適正処理を証明できない場合、行政指導や罰則の対象となります。

【ケース別】実際にあった廃棄物処理法違反の具体的事例

実際の事件では、不法投棄や無許可営業の疑いで企業代表者が逮捕されたケースもあります。ここでは代表的な事例を紹介します。

事例①【不法投棄】解体工事で発生した廃棄物を山中に投棄

建設会社がコスト削減のため廃材を山中へ投棄し、代表者が逮捕。法人にも罰金刑が科されました。

事例②【無許可営業・委託基準違反】許可を持たない下請け業者への再委託

無許可業者へ産業廃棄物処理を再委託し、元請け・下請け双方が摘発されたケースです。

事例③【不法焼却】ドラム缶を使用して廃棄物を野焼きしたケース

事業所内で廃材を野焼きし、近隣住民の通報により発覚しました。

事例④【マニフェスト虚偽記載】処理を偽装して不正な利益を得る

実際には処理していないにもかかわらず、虚偽記載により処理費を不正取得。詐欺罪が併せて適用される場合もあります。

事例⑤【保管基準違反】基準を超える量の産業廃棄物を屋外に放置

保管基準超過により行政命令が出され、罰金刑となったケースです。

廃棄物処理法違反を防ぐために事業者が徹底すべき3つの対策

違反リスクを回避するためには、組織的な取り組みが不可欠です。

対策①:信頼できる廃棄物処理業者を慎重に選定する

許可証の確認、実績調査、契約内容の明確化を徹底しましょう。

対策②:廃棄物処理法に関する知識を常にアップデートする

法改正情報を定期的に確認し、担当者教育を継続することが重要です。

対策③:社内でのコンプライアンス教育を定期的に実施する

従業員教育や内部監査体制を整備し、違反を未然に防ぎます。

廃棄物処理法違反に関するよくある質問

廃棄物処理法違反は故意でなくても罰せられますか?

原則として故意犯が中心だが、管理義務違反などは過失でも責任が問われる場合があります。ただし、事情や証拠状況によっては不起訴となるケースもあります。

一般家庭のゴミの捨て方でも廃棄物処理法違反になりますか?

一般家庭のゴミ処理は自治体ルールが中心ですが、一般の個人であっても大量投棄や不法焼却を行えば違反になる可能性があります。

違反してしまった場合、どこに相談すればよいですか?

弁護士や行政書士などの専門家へ早期に相談することが重要です。必要に応じて管轄自治体へも報告を行いましょう。

まとめ

廃棄物処理法違反は企業の信用を大きく損なう重大なリスクです。

無許可営業、不法投棄、不法焼却、マニフェスト違反などは厳罰の対象となります。排出事業者責任を正しく理解し、業者選定と社内体制整備を徹底することが不可欠です。

「知らなかった」では済まされない問題だからこそ、日頃から法令順守の意識を高めていきましょう。

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