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グリストラップの清掃頻度と簡単な掃除方法|法律上の目安も解説

グリストラップの清掃頻度と簡単な掃除方法

飲食店に設置が義務付けられているグリストラップは、多くの自治体で設置が求められています。厨房排水に含まれる油脂やゴミを分離し、下水道への流出を防ぐ重要な設備です。

しかし、定期的な掃除を怠ると悪臭や排水管の詰まり、害虫発生といった深刻な問題を引き起こしかねません。

この記事では、法律で定められた基準や部位ごとの適切な清掃頻度、自分で行える簡単な掃除手順、専門業者に依頼するメリットについて詳しく解説します。

グリストラップの清掃を怠った場合に起こる3つのトラブル

グリストラップの日常清掃を怠ると、店舗運営に支障をきたす様々なトラブルが発生します。油脂や生ゴミが溜まることで引き起こされる問題は、単に不衛生であるだけでなく、営業停止につながる可能性も否定できません。

ここでは、清掃を怠った場合に起こりうる代表的な3つのトラブルを具体的に解説し、定期的なメンテナンスの重要性を明らかにします。

店内に充満する不快な悪臭の原因になる

グリストラップ内に溜まった生ゴミや油脂は、時間とともに腐敗し、ヘドロ状の汚泥となります。この汚泥が分解される過程で、卵が腐ったような臭いの硫化水素といった強烈な悪臭ガスが発生します。

発生した悪臭は厨房内だけでなく、排水管を通じて客席や店舗の周辺にまで広がり、お客様に不快感を与えてしまいます。店の評判低下や客離れの原因にもなりかねないため、臭いが発生する前に定期的な清掃で腐敗の原因となるゴミや汚泥を取り除くことが不可欠です。

厨房の排水詰まりで営業に支障が出る

グリストラップで分離しきれなかった油脂分は、排水と共にトラップ管へ流れていきます。管内を進むうちに冷やされた油脂は白く固まり、壁面に付着・蓄積して水の通り道を徐々に狭めていきます。この状態を放置すると、最終的には排水管が完全に詰まり、厨房の床に汚水が逆流する事態を引き起こします。

排水設備の機能が停止すれば、その日の営業は不可能となり、売上に深刻な影響を及ぼすでしょう。詰まりの解消には専門業者による高圧洗浄などが必要となり、高額な費用と時間がかかるため、詰まりを未然に防ぐ清掃が求められます。

ゴキブリやハエなど害虫の発生源になる

グリストラップ内に溜まった生ゴミや油脂汚泥は、ゴキブリやコバエ、チョウバエといった害虫にとって絶好の栄養源であり、繁殖場所となります。特に暗く湿った環境を好む害虫にとって、清掃されていないグリストラップは理想的な住処です。

ここで発生した害虫は厨房内を自由に移動し、食材や調理器具に接触することで、病原菌を媒介し食中毒を引き起こすリスクを高めます。

一度害虫が大量発生すると、駆除には多大な労力とコストがかかるため、発生源となるグリストラップを常に清潔に保つことが衛生管理の基本です。

【法律で定められている?】グリストラップの清掃頻度の目安

グリストラップの設置と適切な維持管理は、下水道法や水質汚濁防止法、各自治体の条例によって事業者に義務付けられています。これは、油脂やゴミによる公共下水道の機能障害や、河川・海の水質汚染を防ぐための措置です。

法律で清掃頻度が具体的に「何日に1回」と明記されているわけではありませんが、適切な管理を怠ると罰則の対象となる可能性があります。

法律で定められた清掃の義務と罰則

下水道法では、事業者が公共下水道に有害物質や油を流し、その機能を妨げることを禁止しており、必要に応じて除害施設(グリストラップなど)の設置を義務付けています。また、水質汚濁防止法では、特定施設に対して排水基準の遵守を求めています。

これらの法律や各自治体の条例に基づき、グリストラップの適切な維持管理(清掃)が求められます。管理を怠り、基準値を超える油脂を排出した場合、行政からの改善指導や命令が出されます。それに従わない悪質なケースでは、罰金などの罰則が科される可能性もあるため、法令遵守の観点からも定期的な清掃は必須です。

【部位別】推奨される清掃頻度の違い

グリストラップは構造上、汚れが溜まる場所が分かれており、部位ごとに適切な清掃頻度が異なります。

第1槽にあるバスケットには、大きな生ゴミや残飯が溜まるため、毎日清掃するのが理想です。

第2槽の表面に浮いてくる油脂は、少なくとも週に1回程度すくい取る必要があります。

第3槽の底に沈殿する汚泥は、月に1回程度の除去が目安となります。

最後の出口に接続されているトラップ管(排水管)は、2〜3ヶ月に1回程度の定期的な洗浄が推奨されます。

ラーメン店や中華料理店はより高い頻度での清掃が必要

特に油を多く使用する業態では、油脂や汚泥の蓄積スピードが速くなります。そのため、油脂の除去は2〜3日に1回、汚泥の除去は2週間に1回など、より高い頻度での清掃計画が必要になります。

自分でもできる!グリストラップの簡単な清掃手順

日常的に発生するゴミや油脂の除去は、店舗スタッフでも対応可能です。正しい手順で行えば、大きなトラブルを未然に防げます。

ステップ1:バスケット内の生ゴミを毎日取り除く

バスケットを取り出し、生ゴミを処分後、ブラシで洗浄します。毎日の作業が悪臭防止の基本です。

ステップ2:浮いている油脂を週1回すくい取る

水面に浮いた油脂を専用道具で丁寧に回収します。底の汚泥をかき混ぜないよう注意が必要です。

ステップ3:槽の底に沈んだ汚泥を月1回除去する

底に沈んだ汚泥をすくい上げ、産業廃棄物として適切に処分します。

ステップ4:トラップ管(排水管)を定期的に洗浄する

ワイヤーブラシなどで内壁の油脂を除去します。頑固な詰まりは専門業者へ依頼しましょう。

グリストラップを清掃する際に知っておくべき注意点

清掃で出たゴミは産業廃棄物として処分する

回収した油脂や汚泥は産業廃棄物に分類されます。許可を受けた処理業者に依頼し、適正に処分しなければなりません。

パーツの破損や劣化がないか定期的に確認する

清掃時には設備の破損や劣化も確認し、異常があれば早急に修理・交換を行いましょう。

自分での清掃が難しい場合は専門業者への依頼を検討

槽全体の清掃や排水管洗浄は負担が大きいため、専門業者への依頼も有効です。

専門業者に清掃を依頼するメリット

バキュームカーや高圧洗浄機による徹底洗浄、産業廃棄物の適正処理など、品質と安全性の面で大きなメリットがあります。

業者に依頼する場合の清掃頻度と費用相場

一般的には2〜3ヶ月に1回が目安。

費用は15,000円〜50,000円程度が相場です。

まとめ

グリストラップの定期的な清掃は、悪臭や排水詰まり、害虫発生を防ぎ、衛生的な店舗環境を維持するために不可欠です。法令に基づく適切な管理が求められるため、計画的な清掃体制を整えましょう。

株式会社新関西テクニカでは、高層階やインストアなどあらゆる状況に対応可能な充実した設備と専門技術で、徹底的な清掃を実施しています。閉店後の夜間作業にも迅速かつ丁寧に対応し、マニフェスト発行による法令遵守の適正処理も徹底しております。

グリストラップ清掃をご検討の際は、ぜひ一度ご相談ください。

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