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リサイクル業者の選び方完全ガイド|企業の廃棄物担当者が知るべき法的注意点

リサイクル業者の選び方完全ガイド

リサイクル業者の選定は、企業のコンプライアンス遵守と環境貢献活動の根幹をなす重要な業務です。

不適切な業者を選んでしまうと、法的な罰則や企業イメージの低下といった重大なリスクにつながりかねません。

この記事では、企業の廃棄物担当者が知っておくべきリサイクル業者の役割から、優良な業者の見極め方、委託時の法的手続き、そして委託後も続く排出事業者責任まで、実務に即して網羅的に解説します。

なぜ今、リサイクル業者の選定が重要なのか?排出事業者の法的責任を解説

リサイクル業者の選定は、企業の社会的責任と法的リスク管理において極めて重要です。

廃棄物処理に関する法律では、事業活動によって生じた廃棄物は、排出した事業者自らの責任において適正に処理することが義務付けられています。

この「排出事業者責任」は、処理を外部の業者に委託した後も継続し、最終処分が完了するまで続きます。

もし委託した業者が不法投棄などの不適正処理を行った場合、排出事業者も法律によって罰せられる可能性があります。

したがって、信頼できる業者を慎重に選ぶことが、企業を守るための不可欠な防衛策となります。

SDGs達成に貢献するリサイクル業者の社会的役割

現代においてリサイクル業とは、単に不要物を処理するだけでなく、持続可能な社会を構築するための重要な役割を担っています。

資源の有効活用やCO₂排出量の削減を通じて、SDGsの目標達成に直接的に貢献する存在です。

企業が適切なリサイクル業者と連携することは、法規制の遵守にとどまらず、環境問題という社会全体の課題解決に向けた取り組みの一環となります。

企業の環境経営を推進し、その価値を高めるパートナーとして、リサイクル業者の重要性はますます高まっています。

資源を循環させ持続可能な社会を実現する

リサイクル業者は、廃棄物を単なるゴミではなく「資源」として捉え、再び社会で活用可能な状態に戻す役割を担います。

使用済みの製品や製造工程で発生した副産物を回収し、選別、破砕、洗浄といった中間処理を経て、新たな製品の原料として再生させます。

この一連のプロセスは、循環型社会を支える重要なシステムです。

限りある天然資源の消費を抑制し、焼却や埋立てに伴う環境負荷を低減させます。

企業の環境評価(CSR)を高めるパートナーとなる

適切なリサイクル業者との連携は、企業のCSR(企業の社会的責任)活動を強化し、ESG経営の評価を高める上で不可欠です。

特に製造業などの業種では、廃棄物の削減やリサイクル率の向上が重要な評価指標となります。

信頼できる業者は、適正処理証明書やリサイクル実績データを提供し、環境報告書作成を支援します。

こうした取り組みは営業活動における信頼獲得につながり、企業価値向上に貢献する重要な業務となります。

【失敗しない】優良なリサイクル業者を見極める5つのチェックポイント

優良なリサイクル業者を選定するには、客観的な基準に基づく評価が不可欠です。

許可証の有無などの基本的な内容から提案力まで、多角的に確認する必要があります。

1. 「廃棄物処理業許可証」の有無と許可範囲を確認する

最も重要なのが「廃棄物処理業許可証」の確認です。

無許可営業は違法行為にあたります。

有効期限、許可番号、取り扱い品目が自社の廃棄物と一致しているかを必ず確認してください。

2. 自社廃棄物と一致する処理実績があるか

廃プラスチック、金属くず、汚泥、廃油など、廃棄物ごとに適切な処理方法があります。

同業種での実績があるかどうかは重要な判断材料となります。

3. 見積書の内訳が明確であるか

「収集運搬費」「中間処理費」など明確に分かれているかを確認します。

極端に安い料金には注意が必要です。

4. 処理施設の見学が可能か

現場の管理体制、安全管理、分別状況を直接確認することで信頼性を判断できます。

5. リサイクル率向上の改善提案があるか

優良業者はコスト削減や分別改善などの具体的提案を行います。

コンサルティング能力の高さも重要な選定基準です。

委託前に必須!法律で定められた2つの手続きと注意点

委託前には、法令で定められた以下の手続きを必ず実施する必要があります。

委託契約書の締結

書面契約は義務です。

廃棄物の種類、数量、許可番号、契約期間、料金などの法定記載事項を漏れなく確認してください。

マニフェスト(管理票)の交付

マニフェスト制度により、収集運搬から最終処分までを追跡管理します。

処理完了まで責任を持って確認することが重要です。

要注意!委託後も続く「排出事業者責任」とは?

排出事業者責任とは、自社が排出した廃棄物が最終処分されるまで責任を負うという原則です。

不法投棄があった場合のリスク

業者が不法投棄を行った場合、排出事業者にも措置命令や罰則が及ぶ可能性があります。

最終処分完了まで管理する重要性

マニフェスト(E票)返送まで確認し、処理フローを把握することが必要です。

よくある質問

Q. 相見積もりは問題ない?

問題ありません。

複数比較は適正価格把握に有効です。

Q. 安すぎる業者は危険?

リスクがあります。

処理工程の省略や違法行為の可能性があります。

Q. 電子マニフェストと紙、どちらが良い?

効率性・透明性の観点から電子が推奨されます。

まとめ

リサイクル業者の選定は、企業の法的リスク管理と社会的責任を担う重要業務です。

許可証確認、契約締結、マニフェスト管理を徹底し、最終処分まで責任を持つ姿勢が企業の信頼を守ります。

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