家庭で日常的に発生するチラシや書類などの印刷物は、その廃棄や処分の仕方に迷うことが多い廃棄物の一つです。資源ごみとして出せるものもあれば、燃えるごみとして捨てなければならないものもあります。
正しい捨て方を理解しないと、リサイクルの妨げになるだけでなく、個人情報漏洩のリスクも高まります。本記事では、印刷物の正しい分別方法から安全な処分の仕方までをわかりやすく解説します。
その印刷物は資源ごみ?まずはリサイクルできるか確認しよう
家庭から出る紙ゴミは、まず資源として再利用できるかどうかを確認することが重要です。紙はすべて同じように見えても、素材や加工によって分類が異なります。
誤って禁忌品を資源ゴミに混ぜてしまうと、リサイクル工程に支障をきたします。紙ゴミの分類を正しく理解し、適切に処分しましょう。
【資源ごみ】リサイクルできる印刷物(雑がみ)の具体例
新聞・雑誌・段ボール・紙パック以外のリサイクル可能な紙類は「雑がみ」に分類されます。家庭から出る多くの印刷物はこの資源区分に該当します。
正しく分別すれば、大切な資源として再利用されます。
チラシやパンフレット、コピー用紙
ポストに入るチラシやパンフレット、使用済みのコピー用紙は代表的な雑がみです。一般的な紙質であれば資源ごみとして出せます。
ただし、光沢の強い特殊加工紙は自治体によって扱いが異なるため確認が必要です。
封筒やはがき(窓付き封筒のビニールは剥がす)
封筒やはがきも資源になります。ただし窓付き封筒のビニール部分は必ず剥がしてから捨ててください。
シールや切手も可能な限り取り除くことで、リサイクルの質が向上します。
お菓子の箱や包装紙(汚れていないもの)
お菓子の箱や包装紙も、汚れがなければ雑がみとして処分可能です。ビニール部分は取り外しましょう。
油や食品汚れが付着している場合は燃えるごみとして捨てる必要があります。
【燃えるごみ】リサイクルできない禁忌品(きんきひん)の見分け方
禁忌品とは、リサイクル工程に適さない紙類のことです。これらは資源ごみには出せません。
可燃ごみとして適切に処分することが必要です。
レシートやFAX用紙などの感熱紙
レシートなどの感熱紙は特殊な薬品が使われているためリサイクルできません。
爪でこすって黒くなる紙は燃えるごみとして処分しましょう。
写真や防水加工された紙
写真用紙や紙コップなどの防水加工紙は、プラスチック層があるため再生不可です。
燃えるごみとして捨ててください。
シールや圧着はがきなどの粘着物が付いた紙
粘着剤が付いた紙は機械トラブルの原因になります。
剥がせない場合はそのまま燃えるごみとして処分します。
食べ物の油やソースで汚れた紙
油やソースで汚れた紙は再生できません。
汚れた部分を切り取り、きれいな部分のみ資源に出す方法もあります。
複写式の伝票に使われるカーボン紙
複写伝票やノンカーボン紙は特殊加工が施されており、資源ごみには出せません。
家庭・事業所ともに燃えるごみとして処分します。
雑がみを正しく出すための3つのステップ
雑がみは出し方にも工夫が必要です。
STEP1: プラスチックや金属など紙以外の部分を取り除く
ビニール窓、金属クリップ、CD付録などは外します。
可能であればホッチキス針も除去します。
STEP2: 小さな紙は紙袋にまとめるか雑誌に挟む
小さな紙は紙袋にまとめると散乱防止になります。
雑誌に挟む方法も有効です。
STEP3: ある程度の量になったらひもで十字に縛る
紙ひもで縛ると回収しやすくなります。
ビニールひもより紙ひもが推奨されます。
個人情報が記載された書類を安全に処分する方法
請求書などの印刷物を廃棄する際は情報漏洩対策が必要です。
安全に捨てる工夫を行いましょう。
シュレッダーにかけた紙は基本的に「燃えるごみ」へ
細断紙は再生が難しいため、多くの自治体で燃えるごみ扱いです。
地域ルールを確認してください。
個人情報保護スタンプやハサミの活用も有効
スタンプやシュレッダーハサミを使えば部分的に処理できます。
処理後は適切な区分で処分します。
印刷物の処分に関するよくある質問
分別時によくある疑問をまとめます。
ホッチキスの針は付けたままでも大丈夫?
少量なら問題ない場合が多いですが、可能なら外すのが理想です。
クレジットカードの明細や公共料金の請求書はどう捨てるべき?
シュレッダーやスタンプで処理してから処分します。
そのまま捨てるのは避けてください。
大量の本や雑誌をまとめて処分する方法は?
自治体回収のほか、古紙回収業者や売却も検討できます。
まとめ
印刷物の捨て方は、資源ごみと燃えるごみの正確な分類が基本です。
正しい処分の仕方を理解し、安全かつ適切に廃棄することで、資源循環と個人情報保護の両立が可能になります。